新築住宅ができるまでの基礎工事の流れは?工程のチェックポイントや鉄筋、コンクリートの強度は?
新築住宅ができるまでには、まず基礎工事が大切です。
基礎工事がきちんと行われて、強度がある基礎が作られることが大事なことになります。
基礎工事の流れや工程のチェックポイント
また鉄筋やコンクリートの強度について見ていきます。
新築住宅の基礎工事とは?
まず、新築住宅の基礎工事とは、どんな工事が行われるのかからご紹介します。
一戸建住宅の場合には、最近では多くが「ベタ基礎」と呼ばれる
建物の底一面を鉄筋コンクリートの起訴で支える基礎が主流です。
「布基礎」と呼ばれる基礎もあり、建物の柱や壁の部分だけにコンクリートを打つ基礎ですが
現在堅硬な地盤でないと採用できなくなっています。
今回は、主流の「ベタ基礎」についてご紹介していきます。
新築住宅ができるまでの基礎工事の流れとは
まず、新築住宅の基礎工事の流れを簡単に見ていきます。
新築住宅では、基礎工事に
全体の建設工事期間の約3分の1の期間がかかると思っておくといいでしょう。
通常約4週間~約5週間かかって基礎工事が行われます。
新築住宅の基礎工事の7つの流れをご紹介
7つの大まかな流れがありますのでご紹介します。
まず、新築住宅の建築現場では、1番目に地縄張り・遣り方工事と言って
建設する建物の範囲の基礎部分の外周に縄やロープを張ります。
2番目に掘削工事といって、基礎の部分の地盤をパワーショベルで掘ります。
3番目に掘った地盤を固めるために、細かく砕いた石を地盤全体に敷き詰め
ランマーの機械で固めます。
4番目に、基礎の周りに捨てコンクリートと呼ばれるものを流し込みます。
建設位置の確認のためのコンクリートになります。
5番目に鉄筋コンクリートを引張強度のために組みます。
6番目に基礎の外周に型枠を組んで
今度は実際に基礎となるコンクリートを流し込んでいきます。
コンクリートを平らにならして乾燥させ、立ち上がり部分に型枠を組んでコンクリートを流し
バイブレーターでコンクリートを隙間なく入れ込み水平にします。
7番目にコンクリートが乾燥したら、型枠を外して完成です。
新築工事の基礎工事でチェックすべきポイントとは
新築工事で大事な基礎工事ですので、チェックポイントを知っておくといいでしょう。
例えば、まず「地縄張り」が行われますが
設計図通りの建物の形や向きになっているのか、この段階で隣の家との距離なども実感できるでしょう。
駐車場を作る場合も残りのスペースが実感できます。
また、「基礎のサイズ」がきちんと設計図面通りのサイズ通りになっているのか
基礎の深さや幅などが気になる場合はチェックしてください。
基礎とその上の土台をつなぐ金具のアンカーボルトが設置してあるのか
基礎の中心になっていてアンカーボルトの間隔が2.7m以内かもチェックしてください。
コンクリートを打つ前に確認できればいいでしょう。
さらに、鉄筋に偏りがないかが大事です。
鉄筋によって基礎の耐久性、強度が大きく変わりますので
図面通りに入っているかをチェックしてみませんか。
また、鉄筋の上にコンクリートが厚くかぶさっていないと
鉄筋がさびやすくなるため気を付けてください。
これらのことをしっかりチェックできれば、欠陥住宅ということも防げます。
もし、心配という場合は、第三者に建築中の住宅検査(ホームインスペクション)を
依頼することもできるでしょう。
そして、これらの基礎は、基礎工事を専門とする業者が行うことによって安心できます。
測量や配筋、コンクリートを打つには、専門の知識や技術が大切です。
専門知識と技術を持った基礎工事専門業者を選ぶこともいい方法です。
基礎工事の鉄筋やコンクリートの強度は?
長い期間をかけて作る基礎ですが
ここで基礎工事の鉄筋やコンクリートの強度についてもご紹介します。
基礎となるコンクリートの強度はとても強いもので、半永久的に保てるとも言われています。
ただ、コンクリートが二酸化炭素で次第に中性化していくことで
中の鉄筋が錆びてしまい劣化していきます。
鉄筋コンクリートの基礎の部分は鉄筋が錆びて寿命となってしまうのが現状です。
鉄筋コンクリートの基礎の強度を高める方法
そうした鉄筋コンクリートの基礎部分の強度を高めるには
コンクリートで次の5つの対策を取るのがいい方法と言われていますので、ご紹介します。
1番目に、コンクリートの密度を高める、
2番目にコンクリートの厚みを厚くする、
3番目にコンクリート中の空気を減らすようにバイブレーターでの作業を入念に行う、
4番目に基礎を乾かしてしまうと強度が低下するため
シートを掛けるなど保温し水分が蒸発しないようにします。
5番目に基礎の表面をコーティングして
コンクリートが二酸化炭素などに触れないようにする方法を取る場合もあります。
これらの方法で、基礎の強度が増します。
鉄筋とコンクリートの強度が大切なことがよくわかるでしょう。
新築住宅の基礎工事は時間がかかり、長く掛かりすぎと思うことがあるかもしれませんが
基礎工事に時間をかけて正しく施工してもらうことが大事です。
新築住宅の場合には、丁寧な基礎工事をしていることをチェックが必要でしょう。
新築住宅の基礎工事の流れを知ることでチェックポイントや強度の確認を
新築住宅の基礎工事の流れとそのチェックポイントについてご紹介しました。
おおよその流れとチェックポイントを知っていることによって
基礎のチェックができておすすめです。
今どの段階でどれだけの期間をかけて基礎工事を行ってくれているのか
どう施工されているのかを確認することが大切です。
また鉄筋やコンクリートの強度についても、基礎のコンクリートの密度
厚みなどが重要ですのでチェックしましょう。
コンクリートを流した際にバイブレーターで空気をしっかり抜いている事も大事です。
新築住宅を建てる場合には、基礎の部分の鉄筋とコンクリートの関係を重要に
コンクリートで強度を強めるにはどうしたらいいのかを事前にきちんと考えておくといいでしょう。
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