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基礎工事の役割と設計方法は?基礎設計にはどんな種類がある?基礎を確認する方法とは?


建物の基礎工事は、とても大切なものです。
ただ基礎工事については知らないことも多いでしょう。

 

基礎の役割と設計がどのように行われるのかをご紹介します。
また、基礎工事の設計の種類を知って、工事をチェックする上での参考にしてください。

 

基礎工事の役割とは

まず基礎工事の役割についてですが、家の重さを地面に伝えて
しっかりとした家の土台を作ることが役割です。

 

建物と地面のつなぎ目
建物の一番下のコンクリートと外周の立ち上がり部分となるのが「基礎」です。

 

基礎は、地震の揺れなどから家を守る必要がありますので
家の重さだけでなく、外から加わる力をバランスよく分散させて
地面に伝える必要があります。

 

そんな基礎では、設計がきちんとされていないと
地震や地盤沈下などで、建物が傾いたり沈下したりします。

 

基礎はあまり気にしないことがあるかもしれませんが
家を建てる際には建物の安全性を支える、とても大切な土台の部分と言えます。

 

基礎工事の設計のために地盤を確認!硬い地盤の深さを調査

そして、そんなしっかりした地盤を設計するために大切なことは
家を建てる前に事前に掘削を行い、硬い地盤がどの深さなのかをきちんと調査することです。

 

そして、基礎を作るためには
「基礎伏図(きそぶせず)」という設計図が作られます。

 

「基礎伏図」の設計についても詳しく次にご紹介します。

 

基礎の設計を行う「基礎伏図」のチェックポイントとは

基礎の設計を行うのが「基礎伏図」ですが
「基礎伏図」では、建物の基礎全体を上から見下ろして図面にします。

 

基礎の形状、幅、高さ、アンカーボルト、ホールダウン用のボルトの位置
人通口の位置などが設計図に書かれていますので
それで基礎を確認することができるでしょう。

 

基礎の設計の際に気を付けたいポイントとしては
地震や強風などの横からの力などに耐える家の
「耐力壁」と言われる壁の下にきちんと基礎があるかどうかです。

 

壁には、建物の構造的に固定されていない「非耐力壁」もありますが
「耐力壁」は大事な壁ですので、その下にきちんと支える基礎があることが大事です。

 

「基礎伏図」で確認するといいでしょう。

 

「基礎伏図」で基礎のサイズがわかる!

「基礎伏図」では、基礎のサイズがわかります。

 

基礎の立ち上がりの幅の広さが12cm以上に確保できているのかについてや
外周から地面まで30cm〜40cm以上の高さが取ってあり
地面から捨てコンまでの高さ24cm以上などをチェックできます。

 

また、基礎の内側の立ち上がりの高さが
外周の立ち上がりと比べた場合に5cm低いのかも見てください。

 

基礎工事の種類は主に3種類

また、基礎工事の種類にはどんな種類があるのかについてですが
主に次の3種類がありますので、ご紹介します。

 

それぞれの特徴を知っておくといいでしょう。

 

ベタ基礎

ベタ基礎は多くの家を建てる際に行われている基礎で
家の床下部分の全体一面にコンクリートを打ちます。

 

そして、そのコンクリート部分を強化するために鉄筋が入っているのが特徴です。
建物の重さを地面全体に伝え、分散させることができるのが特徴と言えるでしょう。

 

布基礎

また、昔から行われていたのが布基礎で
コンクリートを家の壁に沿って打ち、鉄筋は使わないのが特徴です。

 

コンクリートの使用量が少なくてすみ
基礎自体が軽くて地盤への負荷が少ないのが特徴と言えます。

 

SRC基礎

またSRD基礎もあります。
こちらは床下の空間が設けられていず、外周は立ち上がり基礎の状態で
内周はH形鋼材で組まれているのが特徴です。

 

床下には隙間がないように全面にコンクリートと砂利を敷き詰める工事が行われます。

 

床下の空間がないので、湿気が入りませんが
コンクリートの打設はベタ基礎よりも多めに行う必要があります。

 

基礎工事の設計の際に確認したい費用のこと

また基礎工事では、設計と同時に費用や単価も検討したいでしょう。

 

一般的に基礎工事の費用は
家を建てる際の総工費の約7〜約10%程度の割合と言われています。

 

それは、それだけの費用をかけて基礎をやる必要があるということです。

 

家自体の耐久性、そして地震から家を守るために、基礎は重要と言えます。
後でやり直しが効きませんので、家を建てる際の最初の基礎工事を重要視し
費用もある程度かける必要があると言えるでしょう。

 

基礎工事の費用、単価は 基礎の種類、設計内容によって変わる

実際の基礎工事の費用は、基礎の設計内容によって変わってきます。
ご紹介した、基礎の種類のどの基礎を行うかによって変わりますので、詳しくご紹介します。

 

家を建てる地盤や家の形状、家の重量などによって
どの基礎を選ぶのかが異なってきますので、費用と考え合わせてみるといいでしょう。

 

一般的にベタ基礎が1㎡当たり、約1万円程度~約1万4,000円程度
布基礎が約9,000円程度~約1万3,000円程度
またSRC基礎はよりコストが高くなります。

 

例えば、2階建ての延べ床35坪の基礎工事の場合は
ベタ基礎で平均して約150万円程度、布基礎で約120万円程度です。

 

それぞれの基礎で費用が異なりますので、設計内容で確認してください。

 

基礎工事の設計はそれぞれの地盤や家の重量やデザインなどで異なる!

基礎工事についてその役割や設計の確認方法についてご紹介しました。

 

基礎工事の設計は、それぞれの家の地盤や
家の重さやデザインなどによって決まります

 

状況によって、ベタ基礎、布基礎、SRC基礎など
どの種類の基礎がいいのかが異なってくるでしょう。

 

具体的には「基礎伏図」によって、土台がどのように設計されるかがわかりますので
土台について詳しく知りたいならば、確認してみる方法がおすすめです。

 

そして、建物の土台はとても大事ですので、様々な確認ポイントを知っておくことも必要です。

 

基礎工事の費用のことも気になりますが、しっかりとした土台を作ることが大切です。
基礎工事の施工内容、設計の内容をきちんと確認してみるのもいいでしょう。

 

あとで後悔したりすることがないように、基礎の設計も重要視してみるのもいい方法です。

 

福岡市の住宅基礎工事は有限会社 成蹊技研にお任せ下さい。


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