新築住宅の基礎工事の目的と種類をご紹介!工程ごとのチェックポイントを参考に!
新築住宅を建てる際には、基礎工事に時間を多く取ります。
基礎工事はどんな必要性や目的があって行われるのか
種類や工程などについても知っておくのがおすすめです。
知っておくことで、大事な基礎工事をチェックするポイントについても気づいてみませんか。
詳しく新築住宅の基礎工事の目的と種類、工程をご紹介していきます。
新築住宅の基礎工事の目的とは
新築住宅の基礎工事の目的ですが、家を建てる際にはその重さを地面でささえる
まず土台となる部分を作ることが必要です。
それが基礎工事です。
建物の一番下にはコンクリートが敷かれ、外周の立ち上がり部分にもコンクリートで土台が作られます。
それを基礎部分と言います。
基礎が固い地盤の場所に作られていないと、家が地震や地盤沈下の被害を
大きく受けてしまうこともあるために、とても重要です。
そのために、新築住宅を作る場合には
その土地の地盤の調査からまず始めて基礎を作る工事が行われます。
もし、地盤が弱ければ固い地盤まで掘る必要があり、弱い地盤の場合には
地盤改良の工事もする必要があり、より時間がかかることも知っておくといいでしょう。
新築住宅の基礎の種類とは
建物を建てる際の基礎にはベタ基礎、布基礎、SRC基礎などのいろいろな種類があります。
その種類と違いについてもご紹介します。
ベタ基礎
ベタ基礎は多くの建物の基礎として使われる基礎です。
家の床下部分の全面にコンクリートを打ち
コンクリート部分を強化する鉄筋が入っているのが特徴です。
布基礎
古くから行われている種類の基礎です。
コンクリートを家の壁になる場所に沿って打ち、鉄筋は使わないのが特徴です。
軽い基礎となり、地盤への負荷が少ないのが特徴の基礎となります。
SRC基礎
床下の空間に隙間がないようにコンクリートと砂利を敷き詰めるのが特徴の基礎です。
外周は立ち上がり基礎の状態となっていて、内周はH形鋼材で組まれているのも特徴です。
床下の空間がないので、湿気が入らない基礎です。
新築住宅の基礎の工程とは?工程ごとにチェックポイントをご紹介!
新築住宅の基礎の工程について次に詳しくご紹介します。
まず、掘削を行い、硬い地盤がどの深さなのかを調べるのが最初です。固い地盤を調査します。
そして、基礎伏図という基礎のための設計図が作られます。
設計図には
基礎の形状、幅、高さ、アンカーボルト、ホールダウン用のボルトの位置、人通口の位置などが書かれます。
基礎伏図の設計の段階でのチェックポイントは、建物的に固定されていないといけない「耐力壁」と言われる
力がかかる壁の場所にきちんと基礎があるのかを確認する必要があります。
基礎工事着工からの工程を順番にご紹介!
基礎工事がどのような順番で行われるのかをご紹介します。
1. 地縄張り・遣り方工事
まず、建物の範囲の基礎部分の外周に縄やロープを張り、基礎の高さに当たる所に木杭を打ったり
レーザーレベルなどで水平を測ったりして記します。
この時に、チェックしなければ行けないことは
隣地境界線を確認し、境界線から50cmは離れていることをチェックする必要があります。
また、この時に実際に家の外周がわかりますので、スペースの確認をしましょう。
駐車場などの広さも確認しておくといいでしょう。
そして、道路からの建物までの高さを確認してください。
建物を高い場所に建てる場合は、玄関などに外階段を設置することになりますので、チェックしましょう。
2.掘削工事
次は、地盤をパワーショベルで掘る作業になります。
この時に土がたくさん出ますので、その土をどうするのかでも、コストが変わります。
敷地内で活用すればコストを下げることができます。
3.砕石敷き
細かく砕いた石を地盤全体に敷いて、ランマ―で固めていきます。
4.捨てコンクリートを流す
砕石を敷いた上に今度は防湿シートを敷いて基礎の周りに
建築位置の確認のための捨てコンクリートを流し込む工事が行われます。
この防湿シートの施工状況もチェックするといいでしょう。
5. 鉄筋を組む
コンクリートの中に鉄筋コンクリートを組んで強度を高めます。
この時に、図面通りに鉄筋の太さ、編み目の間隔の幅があるかを確認するといいでしょう。
また、鉄筋のかぶりの厚さ(コンクリート面から鉄筋までの最小距離)
鉄筋がさびないようにコンクリートがかぶる必要がありますので、それもチェック項目です。
この鉄筋のチェックは基礎の強度のために大切なことですので、できれば確認しておきたいでしょう。
6. 型枠を組んでコンクリートを流す
そして、基礎外周に型枠を組んでからいよいよ基礎となるコンクリートを流し込みます。
コンクリートを平らにならして、ベースコンクリートが乾燥したら
基礎の立ち上がり部分となる所に型枠を組んでまたコンクリートを流します。
その際、バイブレーターで隙間なく流し込むことが大切です。
この時に、もしバイブレーターが使われてないようであればチェックしてください。
そして、水平にしたらコンクリートの乾燥を待つことになります。
また、このコンクリートの打設の作業は、雨が降っているとその強度が低下しますので
雨が降っている時は作業を急がずに延期してもらうようにしましょう。
7.型枠を外したら工事の完了
コンクリートが乾燥して強度ができたら型枠を外して完了です。
新築住宅の基礎工事の目的と種類を知って流れや工程に沿った確認を!
新築住宅の基礎工事について工程を詳しくご紹介し
それぞれの工程で大事な確認すべき点をご紹介しました。
住宅を建てる際に、基礎工事はとても大切ですので、いろいろ確認できたらいいでしょう。
また、この基礎工事を専門にしている専門の職人がいますので
そうした職人に任せることで安心できることも多くあります。
様々なことを確認する必要がある基礎ですので
専門知識や技術を持っていることで安心な部分が大きいでしょう。
福岡市の住宅基礎工事は有限会社 成蹊技研にお任せ下さい。
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