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新築の家を建てるときの基礎工事の内容とかかる日数について


新築の家を建てるときに重要なのが基礎工事です。基礎工事が規定通りに行われて初めて、住宅の耐震性や耐火性、耐風性、耐水性などが増します。

 

そのため、新築の基礎工事が規定通りに行われているかを確認する必要があり、基礎工事の手順や注意点、かかる日数を把握しなければなりません。

 

この記事では、新築の基礎工事の種類や工事の日数、失敗しないための注意点について紹介します。

 

新築の基礎工事について

基礎は地面と家の間をつなぐ働きをします。

 

基礎を設ける理由は、家の重さによる垂直力や地震による水平力などを、上手に地盤に逃がすことで、建物全体が倒壊したり、一部が沈んだりするなどの問題を防げるからです。

 

基礎の構造は鉄筋コンクリートで作られ、底や、梁、杭などを使って作られます。

 

基礎工事の種類と名前

新築の基礎工事の流れを知る前に、基礎に関係する部分の名前について紹介します。新築住宅を建てるときには、直接基礎をつくります。

 

基礎は、ベタ基礎と布基礎という種類に分かれています。ベタ基礎とは、底全体に鉄筋コンクリートを流して、その上に立ち上がりを作成する方法です。

 

なお底のコンクリートは、厚みが12センチ以上になるように法律で決められています。凍結深度は冬の寒い季節でも凍らない地面の深さを表します。

 

地面には水分があるので、凍ると膨らむ性質があり、膨らみによって基礎が傾くおそれがあります。

 

凍結深度がどの程度の深さなのかは地域によって異なるので、地元の新築工事を行う業者に連絡して聞いてみましょう。

 

布基礎とは断面がT字の逆に見える基礎のことです。

 

布基礎とベタ基礎のコンクリートの場所を比べると、ベタ基礎ではコンクリートが全体的に流れ、布基礎では立ち上がりの部分の下だけに流れ込み固まります。

 

布基礎でも基礎の内部にコンクリートを敷く工法もあります。この方法により、地面から上がる湿気を防げますが、ベタ基礎のコンクリートのように構造的な強さはありません。

 

新築の基礎工事の作業内容とかかる日数

新築の基礎工事にかかる日数は約4週間から5週間程度で、新築で家を建てる作業全体の約3分の1の日数を有することになります。

 

以下では、新築の基礎工事で行う内容や日数について解説します。

 

新築の基礎工事を行う前には、土地に縄を張って建物の配置を決めます。この作業を行うときは施工主に立ち会ってもらい、駐車場や隣の家との距離などをチェックします。

 

作業にかかる日数は約半日から1日程度です。続いて、縄を張ってチェックした場所において建物を水平に建てるための作業を行います。

 

地面に杭を打っていき、基準となる高さに対して水平になるように糸を張ります。この作業には約1日から2日程度の日数が必要です。

 

それから、基礎の一部を地面に埋め込むために地面を掘り進めます。人の力だけではなく重機も使用して、一定の深さまで掘り進めます。

 

作業にかかる日数は約1日から2日程度ですが、作業の出来映えが完成したあとの建物の傾きを左右するので、大切な作業になります。

 

施工主はこの作業をするときに、底面が水平になっているか、深さが凍結深度まで達しているか、ごみや廃棄物はないかなどをチェックすると良いでしょう。

 

細かく砕いた石を全体的に敷きつめる作業も行います。この作業を行うときには、機械を使用して上から圧を加えて締め固めます。

 

この作業を行うときに施工主は、砕いた石を敷いたあとの地面が水平になっているかを確認すると良いでしょう。続いて砕いた石の上に防湿シートを敷く作業を行います。

 

防湿シートを敷くことで、地面からの湿気が建物に入らないように防ぎます。

 

防湿シートの敷き方は基礎の種類によって異なり、ベタ基礎であれば、砕いた石を敷いた基礎の全体に防湿シートを張ります。

 

布基礎であれば、代わりにコンクリートを使用するので、防湿シートを使用しないケースもあります。なお、布基礎で防湿シートを使うときには、内側の砕いた石の上に敷きます。

 

これらの作業でかかる日数は、約半日から1日程度です。

 

捨てコンクリートとは、建物を建てる場所を間違えないようにポイントをつけるためのコンクリートです。捨てコンクリートにかかる作業の日数は約半日から1日程度です。

 

コンクリートを流したあとは、基礎の目印を付ける作業を行います。

 

捨てコンクリートの役割は、墨出しを行うための下地を作ることや、地面から上がる湿気を防止することで、基礎全体の鉄筋が錆びることも防ぎます。

 

湿気の多い土地では、捨てコンクリートを行うことで、長く安定した基礎に仕上がります。

 

新築の基礎工事で注意すること

基礎には、配管用の穴を作りますが、穴が鉄筋と接している場合があります。この状態でコンクリートを流すと、穴と鉄筋の間にコンクリートが入らないという問題が生じます。

 

そのため、適切に鉄筋を組むことに気をつけましょう。

 

また基礎に配筋されている鉄筋からコンクリート表面までの厚みを厚くすることで、鉄筋は圧力を受けずに、長く使用できます。

 

しかし、厚さが足りないと、鉄筋が外からの圧力を受けやすくなり、劣化が進んでしまいます。

 

一例として雨が降り、水がコンクリートの中に入り鉄筋に触れると、その部分から錆が生じ、鉄筋が劣化してやがて壊れてしまいます。その結果、建物の強さが下がり、劣化や損傷を引き起こすので注意が必要です。

 

また、新築の基礎工事では、コンクリートの密度にも注意しなければなりません。

 

コンクリートの密度は、水とセメントの割合で決まり、セメントの量が多いほど密度が高くなります。密度が高くなれば耐久性も上がることを覚えておきましょう。

 

さらに、基礎の表面を保護することで、アルカリ性であるコンクリートの中性化を防止できます。コンクリートがアルカリ性の状態を保っていれば、鉄筋が錆びる心配はありません。

 

また、表面をコーティングすることで、コンクリートに必要な水分を保ちながら、コンクリートの水和反応が続くので、強度が増します。

 

基礎工事を行うときには、すべての工程を丁寧に行い、注意点に気を配りながら、工事を進めることが重要です。

 

福岡市の住宅基礎工事は有限会社 成蹊技研にお任せ下さい。


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