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ベタ基礎の基礎工事で鉄筋を入れる工事、型枠工事の重要性について解説


建物を建てる際の基礎工事には様々な種類がありますが、ベタ基礎では鉄筋を入れてコンクリートを流して一面にベタな基礎を作るのが特徴です。

 

ベタ基礎では、鉄筋を入れる工事や基礎の型枠工事が重要となりますので、詳しく知っておくといいでしょう。

詳しい流れや重要性、チェックポイントを参考にしてみませんか。

 

基礎工事の流れとは?基礎工事は地業工事後に実施

基礎工事の流れについてまずご紹介します。

基礎を作る際には、まず地業(じぎょう)工事と言われる工事が行われます。

 

地業工事とは、砂利、砕石で地盤を固めたり、地盤が柔らかな場合は杭基礎で基礎を作るために杭打ちをしたりする工事です。

そして、捨てコンクリートを周りにして基礎形状を正確に作っていく工事となります。

 

こうした地業工事が終わった後で基礎工事がスタートします。

 

基礎工事の鉄筋の配置、配筋作業はどのように行われる?

ベタ基礎では、基礎の床面全面にも鉄筋コンクリートがたくさん入るのが特徴です。

基礎工事が始まるとまず多くの鉄筋の配置が始められていくでしょう。

 

建物全体の荷重を支える床全面の「床スラブ」と、主要構造部となる部分の荷重を支える「基礎立ち上がり」を作る工事が行われます。

この「床スラブ」と「基礎立ち上がり」の両方に鉄筋が入るのが特徴と言えます。

 

それらがどう作られているのかを次に詳しく解説しますので、参考にしてください。

 

基礎の鉄筋の配置はまず基礎の立ち上がりの外周から全面へ、そして立ち上がり部分へ

鉄筋の配置は、基礎の立ち上がり部分となる外周から配置されていきます。

そして、次に床部分に十字になるようにしながらたくさんの鉄筋を張り巡らせていきます。

 

次に基礎の立ち上がり部分にも配筋をするのが流れです。

 

床全面のコンクリート打設作業がスタート

そして、鉄筋の配置が完了したら、床部分全面へとコンクリートが打設されていきます。

3日程度コンクリートの養生をし、今度は基礎の立ち上がり部分へコンクリートを打設する型枠を組む作業が始まっていくでしょう。

 

鉄筋・型枠工事の重要性について

ここで、そうした鉄筋・型枠工事の重要性についてあらためて解説していきます。

ベタ基礎は、家の荷重を床面全体で受け止めて支えます。

 

例えば杭基礎のように杭を深く打って支える基礎とは違いますので、基礎の床全面の強度が必要です。

鉄筋や型枠工事がどのように重要なのか、ポイントを見ていきたいと思います。

 

ベタ基礎では荷重が全体に分散されるため鉄筋を張り巡らせることが大事

ベタ基礎では建物の荷重が床全体に分散されるために床を強化しなければなりません。

そのため、床全面に鉄筋を張り巡らします。それも十字になるように張り巡らして強度を増します。

 

多少軟弱な地盤の場合でも、基礎全体に荷重を分散することで耐えられるように鉄筋を多く使って耐えられるような基礎工事となっています。

 

不同沈下を防ぐ

「不同沈下」とは、「不等沈下」とも言われますが、建物の荷重で地盤や建物が不揃いで沈んだり、滑ったりすることを言います。

建物の荷重が均等に分散されないと、建物自体が傾いてしまう危険性があると言えるでしょう。

 

ベタ基礎ではこの「不同沈下」が起きないように基礎の全面で支えることで気をつけられています。

 

鉄筋の弱点を補うコンクリートの打設

ただ、鉄筋は、引っ張られる力に強く、圧縮されるのに弱いのが特徴です。

そのため、圧縮への強度を増す必要があります。

 

圧縮に強く、引っ張られるのに弱いコンクリートと一緒に使うことがとてもいい効果となっています。

鉄筋とコンクリートのそれぞれのメリットを活かすことでベタ基礎の強度が増していると言えます。

 

床全面をコンクリートで覆うことによる湿気防止

また、ベタ基礎で床全面をコンクリートで覆うことで他にもいい点があります。

コンクリートで覆うために、地面からの湿気を防ぐことができ、シロアリや害虫の被害を減らすことが可能となっています。

 

ベタ基礎の場合の基礎鉄筋の配筋基準について知ってみませんか?

ベタ基礎の場合には、鉄筋が重要な役割を果たすことをご紹介しましたが、鉄筋の配筋基準もありますので知っておくといいでしょう。

特に次のような基準がポイントになります。

 

基礎工事の鉄筋のピッチは300mm以下

基礎工事では鉄筋を入れる間隔が重要視されます。建築基準法の告示ではベタ基礎や布基礎の場合は300mm以下と決められています。

細かくたくさん入れることが重要です。

 

その際、構造計算をした上でしっかりと計算をして入れることが強度上では大切です。

 

床全面や基礎の立ち上がり部分の鉄筋量でも構造計算が大切

また、床全面や基礎の立ち上がり部分の鉄筋の量に関しても、構造計算をして入れることが大切です。

間隔だけでなく、鉄筋量も計算をすることも重要です。

 

例えば、広いリビングを作る場合などには多くの鉄筋量が必要となります。

強度が足りていない場合もありますので注意してください。

 

ベタ基礎の基礎工事では鉄筋の重要性を理解してチェックを大切に

ベタ基礎の基礎工事では、鉄筋を床全面や基礎の立ち上がり部分に配して強度を高めますが、それがとても重要なことです。

基礎工事の流れの中で鉄筋を設置する工程はきちんとチェックしておくことが大切です。

 

立ち上がりの外周から床全面、そして基礎の立ち上がり部分へ鉄筋が設置されていきます。

そうした流れを知った上でチェックしてみるといいでしょう。

 

鉄筋がきれいに十字を作るようにたくさん配置されていること、構造計算がきちんとされているのかも重要です。
基礎工事が終わった後では、見ることができませんので、鉄筋の間隔や量を確認することも必要です。

 

ベタ基礎ならではの鉄筋とコンクリートの特徴を活かした基礎工事について、しっかり確認しておくといいでしょう。

 

福岡市の住宅基礎工事は有限会社 成蹊技研にお任せ下さい。


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