基礎工事のチェックポイントとは?現地に行ってチェックしたいポイントを解説
建物を建てる際の基礎工事は非常に大切な工程です。
基礎工事はできれば現地に行って確認したいポイントがいくつかあります。
今回は、実際に見てチェックしたいポイントについて詳しくご紹介します。
建物を建てる際の基礎工事は、基礎ができたあとでは確認できないものです。
できれば現地に行ってチェックするのがおすすめです。
今回は、現地でチャックしたいポイントについて詳しく見ていきますので、参考にしてください。
基礎には直接基礎と杭基礎があり主な基礎工事はベタ基礎と布基礎
まず基礎のさまざまな種類について知っておくことが必要です。
地盤の硬さによって直接基礎と杭基礎を選んで基礎が作られます。
地盤が硬くない場合は、硬い地盤まで杭を打つ杭基礎が選択されるでしょう。
そして、直接基礎の中でもベタ基礎と布基礎が作られることが多く、基礎の床一面をベタで鉄筋コンクリートで支えるのがベタ基礎です。
逆Tの字で支えるのが布基礎となっています。
そして、布基礎の場合には鉄筋は使用されない基礎です。
どのような種類の基礎工事がおこなわれるのかを確認することがまず大切と言えるでしょう。
よって基礎工事のチェックすべきポイントも異なってきます。
基礎の工事の流れで挙げられるポイントは4つ
また、基礎の工事の流れには大切な4つのポイントがありますので、次のポイントを念頭に置くのがおすすめです。
一つ目は、基礎として地盤の地耐力を作るための工事です。地縄張りや根切り、砕石敷きなどの地盤固めをするまでの工事内容が、地盤の地耐力をきちんと作るための大事な工事になります。
そして二つ目は、外周の型枠を組んでいく工事です。耐久力のある強固な地盤を作った所で、次は建物の外周部分の型枠を作る作業です。
防湿シートを敷いたり、捨てコンクリートを流したり、鉄筋を配筋したり、基礎外周の型枠を作ります。基礎のコンクリートを打つための準備をします。
三つめは、基礎と建物をつなぐために要となるアンカーボルトを設置していく頃が大事なポイントとなります。
いよいよコンクリートを打設し、内側の型枠組みをし、接合するアンカーボルトを設置、立ち上がりのコンクリートを打っていきます。
そして最後の四つ目は、基礎工事の仕上げに関するものです。
コンクリートの養生期間を長く取り、外枠を外し、構造とは関係ない部分の雑コンクリートも打ったら完了ですが、養生に時間を掛けることが大切です。
こうした基礎の流れをもとに、強固な基礎が作られていきます。
現地でチェックしたい基礎工事の5つのポイント
大事な基礎工事ですので、できるだけ現地に行って基礎を確認してみることがおすすめです。
建物が建ってからではチェックできない基礎ですので、基礎作りの各ポイントでチェックしておくのがベストです。
地縄張りが設計図通りなのかやイメージ通りかを確認
地縄張りを確認するのが最初の大事なポイントです。
基礎を作る場合には、建物の配置を設計図に基づいて縄を張っていきます。
建物が建つ向きや配置、隣との境界や距離などを実際に地縄が張られた状況で確認してみるといいでしょう。
設計図の図面で見たときとは印象が異なることもあります。
イメージ通りなのかをチェックしておくことが大切です。
ベタ基礎の場合には配筋の間隔やかぶりが基準通り行われているのか
ベタ基礎の工事の場合には配筋が基準通り行われているのかを調べることがポイントです。
鉄筋が離れすぎていると強度が弱まります。間隔が30cm以内であることを確認してください。
また、鉄筋のかぶりが4cm以上あるように型枠が作られ、サビないようになっているのかも大事です。
かぶりがあまりないと鉄筋は錆びてしまいますので要注意です。
アンカーボルトが打ち込まれているコンクリートの位置を確認
基礎と土台をつなぐ大事なものがアンカーボルトです。
コンクリートの中央にあるのかを設置場所をチェックしてください。
アンカーボルト同士の間隔についても2.7m以内となっていて間があまり開きすぎていないかを確認するようにしてください。
コンクリートの打設時の天気もチェックポイント
基礎のコンクリートを実際に打つ際の天気も確認しておくことが大切です。
打設したあとは雨が降っても平気ですが、打設時は雨がコンクリートに入らないようにする必要があります。
天気を確認しておくこともポイントです。
さらに、型枠を外すまでに4日以上乾燥させておくことや雨の日の翌日には型枠を外さないこともポイントといえます。
基礎のサイズを実際に測定してチェック
コンクリート打設後、基礎の実際のサイズを確認しておくことも大切です。
基礎の幅がしっかりないと弱い基礎になってしまいますので、現地に行って実際に次のサイズを測るのもポイントです。
・基礎の最上部の幅12cm以上
・基礎の外側の高さ(基礎外側の地盤面から基礎最上部までの高さ)30cm~ 40cm以上
・基礎の内側の高さ(基礎の面になっている部分から基礎最上部までの高さ)基礎外側の高さ-5cm程度※布基礎の場合は底盤の幅が45cm以上、厚さ15cm以上
・基礎の深さ(地盤面から捨てコンクリート上面までの深さ)24cm以上
測り方がわからないときは、邪魔にならないように現場監督などから教えてもらうのもいい方法です。
基礎工事のポイントをしっかり知って確認することが大切!
ここまで基礎工事で大事なチェックポイントについてご紹介しました。
基礎工事は結構時間が掛かる工事です。できるだけ現地に行ってチェックするのがおすすめといえます。
ただ、工事の邪魔にならないように事前にチェックする日時を決めて見学する方がいいでしょう。
基礎工事は、基礎屋と言われる基礎を作る専門職の人が行います。
測量をして、配筋をして、コンクリートを打設してといった作業は専門性が必要で、建築基準法などによるしっかりとした知識と高い技術が大事です。
それだけ大切な基礎工事となりますので、チェックすべきポイントを知ったうえで、現地で見ることが大切です。
基礎工事の流れを追いながら、基礎の配筋やアンカーボルトの設置についてや、コンクリートの打設がきちんと行われているのかといった大切なポイントを押さえて確認するといいでしょう。
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