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基礎工事の工程と最後に行う仕上げ作業の内容について


家づくりで忘れてしまいがちなのが基礎工事ですが、基礎工事の仕上げ作業は特に重要です。しかし、基礎工事のすべての工程を業者に任せきりにしてしまうと、あとからやり直しができず困る可能性もあります。

 

この記事では、家の基礎工事の工程について紹介していきます。また、仕上げの作業では何をするのかも解説します。

 

基礎工事は非常に大切

基礎工事は、安心して長く暮らせる住宅を建てるために大切な工事です。測量や配筋、コンクリートを使用する作業などは、専門知識とスキルが必要なので、プロのスタッフが施工して仕上げる場合がほとんどです。

 

しかし手抜き工事などがあったとき、基礎を仕上げてからやり直すことはほぼ不可能なので、施工しているときに、自分で現場をチェックして、できる限りリスクを抑えることをおすすめします。

 

基礎工事で仕上げをするまでに行う作業

基礎配筋の作業について

基礎配筋とは、基礎の鉄筋部分を組む作業で、一般的には約2日から3日程度必要です。基礎配筋をするときには、設計強度を出す必要があるので、建物に合った配筋にしなければなりません。

 

そのため基礎配筋は確認する項目が多く、すべての現場でチェックするのは大変です。注文住宅で建てる場合には、配筋の検査をしたほうが良いでしょう。しかし自治体の検査は現場検査がないので、基礎の配筋検査は原則として業者が自分で行います。

 

なお工務店やビルダーでは、住宅保保険に加入すれば、第三者の検査員による配筋の検査が受けられる場合もあります。その場合は専門のスタッフが鉄筋の形状や径配筋ピッチについて、鉄筋のかぶり厚や継手長さ、補強筋があるかなどをチェックします。

 

型枠組立の作業について

基礎工事をするときには、基礎の床部分にコンクリートを流し入れます。この作業をするときに、流したコンクリートが建物の外に漏れないように、周辺にも型枠を組み立てます。

 

最終的な仕上げの前に生コンクリートを流し入れる

基礎工事の過程で配筋の検査が終わったら、生コンクリートを床部分に流し入れます。コンクリートを流すときには、ミキサー車が現場に入りますが、固まっていない生コンクリートを平らにするのはスタッフの仕事です。

 

床部分のコンクリートが乾燥したら、基礎や立ち上がりの型枠を組み入れていきます。続いてアンカーボルトを取り付ける作業を行います。アンカーボルトとは、基礎の立ち上がりの上から突き出したボルト状の金物のことです。

 

アンカーボルトを取り付けるのは、家に圧力がかかったときや地震などで基礎から外れないように、基礎と家の土台を固定しなければならないからです。

 

以前はコンクリートを流してからアンカーボルトを差し込む方法を採用していましたが、ボルトが土台の中心からずれて、垂直に仕上げられないケースが増えたので、現在ではこの方法は用いられなくなりました。

 

養生する作業も重要

基礎工事をするときにコンクリートに養生をすることは重要です。コンクリートの養生は、コンクリートを型に流し込んでから、強さを保てるようになるまでの間に外から影響を受けないよう守ってくれます。

 

夏は太陽光を受けて水が蒸発するのを防ぐために、養生マットや水密シートを使い、冬は凍結を防ぐためのシートや断熱材など、季節や状況によって使用する養生の方法が異なります。

 

コンクリートが固まったら、養生していた型枠を撤去する作業を行います。養生をしてから型枠を撤去して仕上げるまでの日数は、平均気温が10度から20度の環境であれば6日以上、20度以上の環境であれば4日以上とされています。

 

型枠を撤去するまでの日数が短すぎないように、撤去するタイミングをよく見極めるように注意しましょう。

 

基礎工事の仕上げ作業について

基礎工事の最後の工程では仕上げ作業を行います。仕上げの作業では、勝手口などの土間や給湯器を置く場所を確保したり、不要なコンクリートを撤去したりします。

 

不要なコンクリートを取り除くときには、サンダーで削ったり、振動剥離機などを使ったりして平らにしていきます。バリがなくなることで、基礎部分の見た目が良くなるだけではなく、安全で長く住める住宅に仕上げられます。

 

またギザギザが残っていたり、角が尖ったりしていると、あとから工事に入るスタッフが怪我をする可能性もあるので注意しなければなりません。

 

目に見えにくい場所まできれいに整えることが、職人たちのプライドでもあります。

 

基礎工事を依頼するときのポイント

住宅の基礎工事は、大工さんが行うこともありますが、一般的には基礎を専門としているスタッフが行うのが主流です。基礎を作る工事には、スキルと正しい知識が必要になります。

 

そのため、大工さんが行うときにも詳しい知識を持った人が担当する場合がほとんどです。基礎工事を開始したとき、コンクリートを流す作業を行うと作業の中断ができないので、疑問があるときには様子を見ながらスタッフに質問してみると良いでしょう。

 

ただ、もし作業内容について不安を感じているときには、スタッフに直接言うのではなく、現場監督や工務店の担当者などを通して聞いてみると良いでしょう。

 

基礎工事の現場を見に行くことは可能か

しっかりとした作業をしている業者なら、依頼主が見に来ていろいろな話をする機会があるほうが、作業もはかどり、やりがいを感じるものです。

 

依頼主が現場を見に行くときには、作業に影響が出ないように、遠くに車を停めましょう。10時や15時頃に現場を見に行くと、休憩前である場合がほとんどで、落ち着いて会話ができる可能性が高いです。お菓子や飲み物などの差し入れを持って行くと良いでしょう。

 

住宅の基礎工事は、知識がないと何をしているのかよくわからない場合がほとんどです。大切なマイホームを、手抜き工事ではなくしっかりと仕上げてもらうためにも、依頼主が知識を身につけておくことが大切です。

 

また、スタッフに嫌がられるのではないか、忙しいからといった理由で、現場を見に行かない人もいるかもしれませんが、残念ながらずさんな業者も一定数は存在するので、しっかり自分でも確認するように心がけましょう。

 

福岡市の住宅基礎工事は有限会社 成蹊技研にお任せ下さい。


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