住宅の基礎工事に必要な資格とは?
住宅を建てる際には、必ず基礎工事が必要です。
基礎工事をする専門の知識と技術が必要となってきます。
基礎工事の専門性についてはあまり知られていないこともあります。
資格が必要なのか、またあったらいい資格についてご紹介しますので参考にしてください。
基礎工事とは
基礎工事は、地盤の状況などによって、さまざまな種類の基礎を作ります。
基礎の種類には大きく分けて、直接基礎と杭基礎があり、直接基礎の中に一般住宅でよく使われるベタ基礎や布基礎があるなど、基礎の種類とその特徴がありますので知っておく必要があります。
基礎を作る際には、専門的な知識と技術が必要で、通常「基礎屋」と呼ばれる人が作るのが一般的です。
地盤についての知識や測量や、鉄筋を入れる配筋についての知識、コンクリート打設の技術などを専門的に持っておく必要があります。
期間としても、基礎工事には約1ヶ月程度かかるなど結構時間も要する施工です。
基礎工事は専門的な工事で、重要な役割を持っていて、長めの期間が必要といえます。
基礎工事には資格が必要なのか?
基礎工事会社や建設会社などで基礎工事を行っていますが、基礎工事を行う際に、資格が必要なのかについてもご紹介します。
基礎工事は、資格がなくても工事の作業自体は行えます。
未経験でも、見習いとして教えてもらいながら、サポートをする仕事が可能です。
そのため、求人でも「未経験可」「見習い可」となっています。
基礎工事の仕事は最初のうちは未経験でも可能
基礎工事の仕事は、未経験でも土砂の掘削、根切り、埋戻し、コンクリートの練り、流し込みなどから次第に慣れていくことができます。基礎工事はさまざまな工程があり、それぞれの意味や内容を詳しく知り、流れを知っていくといいでしょう。
仕事をしながら慣れていくことが可能となっています。
基礎工事にあったら便利な資格とは
基礎を作る仕事に従事するために、あったら便利な資格もご紹介します。
マンションや大型の建物など重量のある建物を建てる際には、基礎杭打ち工事が行われます。
杭打ち工事などのスタッフも多く募集されます。
杭打ち工事のスタッフとしては、掘削部材の洗浄・重機の誘導・杭吊込みワイヤーの玉掛けなどの仕事があります。
また、重機を扱えるように、自動車免許だけでなく、玉掛け免許や移動式クレーン免許、車両系建設機械免許、アーク溶接免許、大型自動車免許などを持っていると便利な資格となります。
玉掛け免許
国家資格で、正式には「玉掛け技能講習終了」という資格です。
クレーンで大きな物をおろす際に、フックを掛けて指定した場所におろしたり、荷物を積み込む際にもフックを掛けてクレーンで積み込んだりします。
そうした作業や合図を送る作業が可能になります。大きな住宅や建築物の基礎を作る際に、上空に重い杭などを吊り上げる際にバランスを崩さないことが重要です。
慎重な作業が必要で、専門性が必要な作業となるため資格が必要です。
玉掛け技能講習は、地域ごとに行われていますので、それを誰でも3日間受講することで取得可能です。
修了者は、1トン未満のものから1トン以上のものまでの重機を扱えるようになります。
1日目と2日目は学科講習で、最後に学科試験で学んだ内容で筆記の修了試験があります。
また、3日目には実技講習が行われ、実技の修了試験があって修了です。
移動式クレーン免許の資格
移動式クレーン免許も取得していると便利です。
移動式クレーンとは、原動機を内蔵していて、不特定の場所に移動して使えるクレーンです。
これを安全に使える資格で、労働安全衛生法に定められた国家資格です。
重たいものを吊って移動させる移動式クレーンは構造上不安定なため、使い方を間違えるとクレーンの転倒事故を招きかねませんので、扱う際には専門の資格が必要となります。
年に4回資格試験が行われ、基礎屋ほか、建設業界では需要が高い資格となっています。
車両系建設機械免許の資格
車両系建設機械の資格も取ると有利です。資格を取得すると住宅や建築物の基礎のほかに建設現場で、次の重機や建機(車両系建設機械 機体重量3t以上)の運転・操作が可能になります。
ブルドーザー、トラクターショベル、ドラグショベル、ミニショベル、油圧ショベル、大型油圧ショベル、ホイールローダー、ずり積機などです。さまざまな建設作業などに活用できておすすめです。
基礎施工士の資格とは
「基礎施工士」の資格もあります。
「基礎施工士」とは、建設工事で場所打ちコンクリート杭工事に従事する技術者の技能の認定資格です。
一般社団法人日本基礎建設協会によって主催・認定されている民間の資格となっています。
場所打ちコンクリートとは、所定の場所を掘削して、現場で組んだ円形状の鉄筋をその中に落とし込んで、コンクリートをその場で流し混んで杭を打つ方法です。
資格の有効期限は5年で、更新の際にはまた講習会を受講していく必要がある資格となっています。
この資格を持っていることで、ビルやマンションなどの規模の大きな建物の杭打ち工事や障害物の撤去工事などに有利です。
資材の搬入タイミングや作業手順などを決めたり、職人の手配や作業内容の指示を行ったりも可能になります。
使用機材や工法、作業人数を記載する安全書類を作成したりする業務や、工事の進捗状況を記録する報告書も作成するなど事務的な仕事も行う仕事です。
「基礎施工士」の資格を持っていると、大規模な基礎工事の現場をまとめますので、やりがいもある仕事といえます。
基礎工事の資格としては基礎施工士や玉掛けなどの資格を持っていると有利!
基礎工事をする際に必要な資格についてご紹介しました。
最初は資格を持っていなくても、見習いとしてサポート作業に就くことができます。
求人も多くありますので、住宅を建てる際に重要な役割を担う、基礎工事の仕事はおすすめです。
また、基礎工事は、さまざまな工程があり、専門的な知識や技術が必要となるのも特徴です。
規模の大きな住宅やマンションそのほかの建築物を建てる際には、杭工事も多くなります。
玉掛けなどの資格や基礎施工士という資格もありますのでやりがいがあるでしょう。
危険性も伴う基礎工事の仕事ですが、資格を取得し、きちんとした専門性を身に付けていくことができる仕事です。
需要も大きなものがありますのでこれからの仕事としてもおすすめといえます。
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