マンションの基礎工事の種類とは?
マンションの基礎工事はどのような工事が行われるのかを知っていますか。
大掛かりに行われるマンションの基礎工事ですが
意外とどのような施工が行われているのかを知らないことも多いでしょう。
ンションを支えるために、長期の期間を掛けてしっかりとした基礎工事が行われています。
その基礎工事の種類とその特徴について参考にしてみませんか。
マンションの基礎工事までの流れとは
まず、マンションの基礎工事がどのような流れで行われているのかを
簡単にご紹介しますので、参考にしてください。
マンションの基礎工事を行うためには、準備工事として地盤の調査がまず行われます。
どんな地盤なのかを調査し、地盤が悪ければ改良工事も行う必要性も出てきます。
その場合は期間も要するでしょう。
そして、固い地盤が見つかった場合には、いよいよマンションの基礎を作る工事になります。
まず基礎部分の掘削工事が行われますが、その際にかなり深くまで掘りますので
建物周囲の地盤が崩れないように事前に山留という工事が実施されるでしょう。
次に基礎の長い杭を打ち込む工事がスタートします。
地盤の固さなどを調査しながら穴掘りが行われ、実際に固い地盤に達するまで杭が打ち込まれます。
そして、いよいよ基礎となるコンクリートが流し込まれます。
こうして基礎ができたら、1階から順に配筋をし
型枠の躯体工事を下から上へと躯体工事と呼ばれる建物の工事になっていきます。
今回は、そのマンションの基礎を作る工事について
種類を詳しくご紹介しますので参考にしてください。
基礎工事の種類とは
一般的な基礎工事の種類ですが、基礎工事には大きく2種類の基礎工事があります。
「杭基礎」と「直接基礎」があることを知っておくといいでしょう。
柔らかな地盤の場合には固い地盤に達するまで深く「杭基礎」が打ち込まれ
固くてしっかりした地盤では「直接基礎」が作られるようになっています。
固い地盤まで杭を打つ「杭基礎」とは
柔らかな地盤の場合に行われる「杭基礎」ですが
固い地盤まで杭を長く伸ばしてそこから基礎を作るのが特徴です。
「杭基礎」の場合には、「支持層」と呼ばれる固い地盤に届くまで深く杭を打つことで基礎を作り
この杭を「支持杭」と呼びます。
そして、この「杭基礎」は、次にご紹介する「直接基礎」の「布基礎」や
「ベタ基礎」の下に作られることが多くなっています。
また「摩擦杭」という方法で杭が打たれる場合もあり、固い地盤まで遠い場合に
杭を凹凸形状にして地盤に打ち込み、摩擦力で基礎を支える方法が取られます。
「杭基礎」の問題についても知っておきたい
マンションなどの基礎としても使われるこの「杭基礎」ですが
注意点もあるためご紹介します。
この「杭基礎」の杭がしっかり「支持層」と呼ばれる固い地盤まで打ち込まれていることがとても重要です。
「支持杭」となっているのか、もしくは「摩擦抗」となっているのかが重要と言えます。
マンションが建ってしまった後ではわからなくなってしまいますが
「杭基礎」がどのように作られているのかで建物の強度が変わります。
マンションの「杭基礎」ではたくさんの杭が打たれますが
固い地盤の「支持層」まで達していない杭があったことで
マンションが傾くという施工ミスが発生したケースもあります。
どのような地盤なのか、どこまで「杭基礎」が行われているのかがとても大事なことと言えるでしょう。
よく聞かれる「ベタ基礎」「布基礎」とは?「直接基礎」をご紹介!
また、よく「ベタ基礎」という言葉が聞か
床下全面にコンクリートを一面に敷き、ベタな基礎にするのが「ベタ基礎」です。
それに対して同じ「直接基礎」でも
建物の柱や壁の下になる部分にだけ基礎を作るのが「布基礎」です。
また、「直接基礎」の一つとして、主な柱の下だけに基礎を作る
「独立基礎」という方法もあります。
杭ではなく「直接基礎」で支える場合は
「ベタ基礎」と「布基礎」「独立基礎」などの種類があることを知っておくといいでしょう。
「ベタ基礎」のマンションを選ぶのがおすすめ
基礎の種類があることをご紹介しましたが、マンションの基礎としては
「直接基礎」の中でも「ベタ基礎」を選ぶのがおすすめです。
基礎が面で支えられる構造になる「ベタ基礎」では
重たいマンション全体の荷重を分散させることができておすすめです。
鉄筋の入った厚さ50cmほどのコンクリートが全面で支える基礎構造になりますので安心です。
固い支持層の地盤の上に「ベタ基礎」の「直接基礎」があるといいでしょう
そして、地盤が固くない場合は、「杭基礎」でしっかりと固い地盤まで何本もの杭で支える
「支持杭」が打たれているならば安心できるでしょう。
その上に「ベタ基礎」を作ることで強固な基礎になります。
マンションの基礎工事は地盤によっても基礎の種類が変わる!
マンションの基礎工事についてご紹介しました。
マンションの基礎工事では、どのような地盤かによって、基礎工事が変わります。
固い地盤の場合には、そのまま「直接基礎」の「ベタ基礎」などで作れば良く
固くない地盤の場合には、固い地盤まで杭を打って「杭基礎」にして基礎を作っていく必要があるでしょう。
どんな地盤なのか、それに適した基礎が作られているのかがとても重要と言えます。
マンションの基礎工事は時間がかかる場合もあります。
ただ、そうした地盤調査をきちんと行い
地盤に適した基礎が行われているかどうかを考えなければなりません。
まず、どんな地盤なのかを調べられれば自分でも調べてみることも大切で
基礎の種類について良く知って、どんな基礎工事が行われているのかも興味を持ってみるといいでしょう。
建物が建った後ではわからないことも多くなる基礎部分ですが
基礎の種類を知って、強固な基礎になっているかどうかを調べてみることも大切です。
福岡市の住宅基礎工事は有限会社 成蹊技研にお任せ下さい。
会社名:有限会社 成蹊技建
住所:〒819-1583 福岡県糸島市三雲667-2
TEL:092-324-8430
FAX:092-322-0045
営業時間:7:00~17:00